小規模ビジネスで努力を続けている経営者の方で、
「新規のお客さん集めをしなくて良い方法を知りたい」
「もっとリピート率を高めたい」
「もっと利益を出して収入を増やしたい」
「価格競争に巻き込まれたくない。自社の魅力をもっと伝えたい」
今日お伝えする内容は、こういう事をどれか一つでも感じている方に向けてお伝えしていきます。
新規ばかり追いたくない。リピートしてもらい利益率も高めたい。
その解決策の一つとして、「差別化の軸」を定める事が必要です。
なぜならば、実は軸を定めないことが、価格競争に巻き込まれたり、お客様に選ばれづらくなったり、中長期的なビジネスの安定を作りづらくなる原因になるからです。
今回はその経営の軸について書いていきたいと思います。
経営の軸とは
差別化の軸とは、お客様の頭の中で無意識に分類され比較されているグループを意図して選んでいこうという考え方です。
同時に、経営のさまざまな判断をする時に判断軸にすることにもなりますので、軸を定めておくことで、戦略がブレなくなります。
今回は経営の軸として、3つの軸CPFを紹介していきます。
- C軸:便利軸(コンビニエンス軸)
- P軸:専門性軸(プロフェッショナル軸)
- F軸:関係性軸(フレンドリー軸)
この3つの軸に分類できます。その内容について紹介していきます。
便利軸の特徴
C軸(コンビニエンス軸):便利軸
ほぼ全員が消費者として利用しているサービスの8割〜9割はこの軸のビジネスです。
なので、自分自身がビジネスを始めようとすると、無意識にこの軸をとってしまいがちです。
C軸とはお客様からすると、便利で安くてそこそこ良いものという商品やサービスを提供しているビジネス。という認識を持たれる軸です。
なので、この軸を選ぶと、便利で安くてそこそこ良いものを買いたいという消費者をターゲットにする事になりますので、価格競争やライバルとの比較の中で勝ち抜いていかないといけなくなってしまいます。薄利多売や仕入れルートに強みがあるビジネスなど、比較的資本力のある大きな企業に適したビジネス軸だと言えます。
専門性軸の特徴
P軸(プロフェッショナル軸):専門性軸
こちらは単価が高いため一般の消費者として関わる事は多くありませんが、最先端の技術や情報を提供しているビジネス軸です。
例えば、従業員数名で数十億円の売上を上げている様な、精密な機械を製造できる町工場など。各分野において最先端で最高の技術やサービスを提供しているビジネスです。
この軸の定義は、地域で一番最新で最高の技術があるか、相場の10倍近いの価格で販売できているかです。
関係性軸の特徴
F軸(フレンドリー軸):関係性軸
これは関係性を中心に顧客の満足度を高めていくビジネスです。
お客様の事を誰よりも知っていて、一歩先行く提案をしていくビジネススタイルです。
こちらからお客様がまだ自覚していないけど潜在的に望んでいる悩みやニーズを満たすサービスを提案していくことで、他の競合との比較が起こりづらく、高利益率のビジネスを作りやすいタイプと言えます。
ただし、こちらはの軸は、無意識にこのスタンスを取っている方が多く、意識的に取り入れている方が他の軸に比べて少なく感じます。
意識的に実行していかないと、お客様には正確にスタンスが伝わりづらく、C軸と勘違いをされてしまいます。もし勘違いされると価格競争に巻き込まれてしまうことになります。
まずは軸を定めてみることからスタート
3つの軸を知って一番大事なことは、しっかりと軸を決めて意識的に取り組むということです。軸を決めないと、お客様へこちらのスタンスが伝わりづらくお客様の中で混乱が起きてしまいます。
混乱が起きると結果的に、お客様の頭の中ではC軸だと無意識に判断されてしまうことになります。
変更してもOKですので、まずは仮ぎめしてみましょう!
まとめ
ここまで、「好きなことビジネスで成功するために必要な経営の軸とは?」についてご紹介してきました。
- 経営の軸とは
- 便利軸の特徴
- 専門性軸の特徴
- 関係性軸の特徴
- まずは軸を定めてみることからスタート
一度決めたからと言って変更できない訳ではないので、まずはどの軸にするかを決めてみてみることをお勧めします。
コメントを残す