好きなことをビジネスにしている経営者の中で、
「日々の頑張りと収入が見合っていない。」
そんな風に感じている方へも居るのではないでしょうか?
「そんな経営者にはどんな特徴があるのか?」
「どうすれば理想の売上や収入を得られるのか?」
この2点について、「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」について、そして解決策について書いてきたいと思います。
1つ目、集中力、行動力がある
「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」
1つ目は、
「これをする必要がある。」と感じたら達成するために集中してやりきる行動力があります。厳密に言うと、売上に対する不安から行動を起こすタイプと、やってみたい好奇心の衝動から行動するタイプの2タイプあります。どちらにしても思ったらすぐに行動できる特徴があります。
集中力と行動力があることはとても良いことですし、経営者の資質といっても良いのですが、
「目の前の売上に追われての行動」や「好奇心のままに行動」してしまうことでその能力が仇となってしまう事があります。
なぜならば、結果的にやるべき事が増えて、能力とリソース(資源)が分散してしまうからです。
意識が分散することで、本当に今自分のビジネスに必要な取り組みが何なのか?に意識が向きづらくなってしまいます。
そうなると、良かれと思って取り組んでいることが、いつのまにか効率の悪い方向に向かってしまいますので、
ビジネス全体の方向性と、道筋を常に客観的に確認して、ブラッシュアップしていく必要があります。
2つ目、コミット力がある
「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」
2つ目は、
何としてでもこのビジネスを形にする!というコミット力が高いのも特徴です。こちらも経営者としては必ず必要な資質だと思います。
でも、このコミット力が高いからこそ、そのためにも「売上を上げる!」や「アイディアを形にする」というところ頑張り過ぎてしまう事があります。
結果的に、良かれと思って取り組んでいることで忙しくなり、目の前の取り組みに意識が取られて全体を俯瞰して見る余裕がない状態に追い込まれてしまう事になりますし、
この状態になるとなかなか自分では気づきずらく、頑張っているのに収入が増えないという迷宮に迷い込んでしまいます。
せっかくの能力を正しいところに向ける必要があります。
3つ目、理想や志があり学習意欲が高い
「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」
3つ目の特徴として、
学習意欲が高いので、今の状況を打開するために様々な情報を得ることができます。
それが逆に仇となっている場合もあります。
その状況は、目の前の課題に集中して取り組んでいる時です。
理由としては、理想や志が高く想いの力が強いので行動力があります。
学習の意欲も高いので情報も入って来ます。
ですが、目の前の事に忙しくなると、いつの間にか理想や志ではなくて、目の前の必要そうな情報に振り回されてしまう事があります。
どんな時も、ビジネスの理念や理想、志などに立ち返って考える習慣が必要です。
4つ目、自分で何でもやってしまう。頼れない
「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」
4つ目は、
よくある話ですが、「自分でやった方が早い!」そう思ってしまうと思います。
せっかくお金を払って任せているのに、思った働きをして貰えなくて結局意識と時間をとられてしまう。だったら自分でやった方が良い。そう思ったことはありませんか?
ここで考えて欲しい事は、あなたの労力やリソースを一番に割かないといけない業務は他にもたくさんあるという事です。
多少クオリティーが低く感じても、任せられることは思い切って任せてしまいましょう!
5つ目、売上に意識が強く向いている
「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」
売上が見合っていないと感じている経営者の多くが、売上に特に意識を向けている傾向があります。
売上を上げたいからそこに意識を向けるのは当たり前に感じます。しかし、本当に意識を向けないといけないのは、別のところにあります。
本当に意識を向けるべきは「ひとりあたりの粗利」です。
「ひとりあたりの粗利」とは売上から原価(流動費)を引いた数字のことで、生産効率の指標にすることができます。
この数字を年間1000万円以上を目指していかないと、生産効率が高まらず結果的に頑張っているのに売上や収入が見合わない状況になっていきます。
なので、売上だけに意識を向けずに、必ず生産効率や利益率に意識を向けるようにして下さい。
詳しくは、「ひとりあたりの粗利」の高め方や理由を「好きなことビジネスで自由な時間とお金を得るために大切なコト」にも記載してますので興味があれば一度読んで見て下さい。
頑張りに見合った収入を得る解決策
「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の解決策」を見ていきます。
ここまでの5つの項目を見てきて、出てきた解決策は以下の5つです。
1つ目、ビジネス全体の方向性と、道筋を常に客観的に確認
2つ目、せっかくの能力を正しいところに向ける
3つ目、ビジネスの理念や理想、志などに立ち返って考える習慣が必要
4つ目、任せられることは思い切って任せてしまいましょう
5つ目、売上だけに意識を向けずに、必ず生産効率や利益率に意識を向ける
この5つの解決策を実行するために、最も大切な事は次の3つです。
- ビジネスの軸を創り何度も見直すこと(理念やコンセプトなど)
- 自社のお客様が誰なのかを決める(これも定期的に見直す)
- お客様を喜ばせるために意識とリソースを集中させる
めちゃくちゃ基本的で当たり前に聞こえるかもしれませんが、これが出来ていないから現状がある事を忘れてはいけません。忙しくなるとここからブレてしまう事が多いのです。
あなた自身に問いかけて欲しいのですが、
あなたの全ての意識やリソースの中のどの程度の割合を「お客様の満足度を高めること」や「関係性を良好なものにする」ために注げているでしょうか?
まずは、やるべき事よりも何を手放すかに意識を向けるのもいいかもしれません。
まとめ
今回は「労力や実力と売上が見合わないと感じている経営者の5つの特徴」について、以下の7つの項目に分けて書いて来ました。
- 1つ目、集中力、行動力がある
- 2つ目、コミット力がある
- 3つ目、理想や志があり学習意欲が高い
- 4つ目、自分で何でもやってしまう。頼れない
- 5つ目、売上に意識が強く向いている
- 頑張りに見合った収入を得る解決策
- まとめ
1〜5までにいくつか当てはまる方は、ぜひ6の解決策の内容を意識して頂ければと思います。