自分のやりたいこと、強みや好きなことを活かして起業してビジネスを継続するのは決して簡単なことではありません。上手くいく人もいれば、なかなか結果が出ずにやめてしまう人や、行動に移せない人もたくさんいるでしょう。
今回は、僕が今まで出会った(昔の僕自身も含め)、好きなことで起業してもなかなか上手くいかない人に共通する5つの特徴をご紹介したいと思います。
アイディア・思いつき勝負だけの人
「これいける!」という偽りのワクワクだけで勝負しようとしても、ビジネスである以上、必ず上手くいかない場面に出くわします。
その時に、アイディアや思いつきだけがワクワクの根拠の場合「やっぱりできないじゃん」とモチベーションが維持できずに早い段階で諦めてしまう人が多くいます。
『できない理由』に意識が向きがちになってしまうため、モチベーションをキープすることができなくなってしまい、これこそが「偽りのワクワク」の正体なのです。
本当のワクワクが動機になっている人はアイディアだけに止まらずに実行にうつすことができるので、途中で辞めるという選択肢は簡単にはよぎらないのです。
簡単に儲けられると思っている人
短期的に稼げる、儲けられるということが起業の動機の大部分を占めると、必ず継続が難しくなります。なぜなら、ビジネスは一度カタチにしたからといって、ずっと稼ぎ続けられるわけではなく、常に変化や状況に合わせて対応し続けることで、段階的に稼げるようになっていくものです。
簡単に稼ぐことだけが目的の人は、『稼ぎ続ける努力』をしんどく感じて途中で諦めてしまうかもしれません。
得意なことだけやればいいと思っている人
得意なことは稼ぎやすいことでもあるので、得意なことをビジネスにすること自体は間違いではありません。むしろ得意をビジネスに活かす要素は必要です。
ただし、これだけの場合、やりたいことで起業したいと思った方にとっては「得意=やりたい」ではないという壁にぶち当たることもあります。
得意な中にやりたいことの要素が少ないと、結果的に「稼げるから続ける」という構図になるので、徐々に苦しくなってくることもあります。
やりたいことだけやればいいと思っている人
やりたいことで起業したい方には、とても大切なことですが、やりたいこと『だけ』で起業しても現実的に上手くいかないことがたくさんあります。
なぜなら「やりたい=お客様の満足に繋がる」とは限らないからです。「やりたいことをビジネスにする」というのは、自分自身のモチベーションにはなりますが、「稼ぐこと」や「お客様を満足させる」という意味では一方通行になってしまうことがあります。
やりたいことをビジネスにしたい人こそ、やりたいだけではなく『ビジネス』や『稼ぐ』ということについてしっかり学ぶことが非常に大切になります。
一人で全てやろうとしてしまう人・頼り下手な人
ひとりビジネスはとにかくやることが多いです。例えば、商品づくり・セールス・サービス提供・事務作業・将来のための経営戦略など、その他細かいことなど多くに対応しなければなりません。
物理的な労働力だけでなく、意識や精神も様々なところに注ぐ必要があります。これは一人でこなすにはかなりハードな内容です。
一人経営だったとしても、取引先・仕入れ先・お客様・ビジネスパートナー・同業者・先輩経営者など、実際にはいろんな人と関わってビジネスを進めていくことになります。
にも関わらず、一人で全て解決しなければならないと思ってしまう人も多いので、自分一人でできることの限界を早めに知っておいて、上手く誰かの力を借りる術を身につける方が、上手くいきやすいでしょう。
まとめ
以上、今回は僕が今まで出会った(昔の僕自身も含め)、やりたいことで起業してもなかなか上手くいかない人に共通する5つの特徴をご紹介しました。
- アイディア・思いつき勝負の人
- 簡単に儲けられると思っている人
- 得意なことだけやればいいと思っている人
- やりたいことだけやればいいと思っている人
- 一人で全てやろうとしてしまう人・頼り下手な人
これから、やりたいことを本気でビジネスに変えていきたい・軌道にのせたい方へ、なにか一つでも参考になれば嬉しいです。