「コーチングとコンサルって同じもの?」
「自分にはどっちが必要なの?どうやって選べばいい?」
ひとりビジネスでがんばっているあなたへ。客観的な意見やプロの助けが必要な時、コーチングとコンサルティング、どちらに頼ればいいのか悩みますよね。
この記事では、コーチングとコンサルティングの違いをわかりやすくご説明します。料金の相場や目的に合わせて選びましょう。
コーチングの特徴・目的
コーチングの目的は、クライアントのリソース(経験、体験、知識、物質的に活用可能な資源、お金、時間、人脈、感情)を整理して、最大限活用し、目的や理想を叶えるための道筋をサポートすることです。
コーチングは、コーチの「質問」によって、本人も無自覚の特性や強みなどを自覚してもらい、自分自身がちゃんと成長している、望みを叶える力が十分にあることを思い出してもらいながら、理想を実現させるサポートをしていきます。
コーチングは1対1の対話形式のコミュニケーションによって進めていくスタイルが多く、これはコンサルティングやカウンセリングとも共通しています。(グループコーチングやグループコンサルを取り入れる場合もあり)
コーチの経験・実力は本質をとらえた「質問力」や、クライアントの本当の力や望みを引き出せる視点や「寄り添い力」によって、コーチの質に差が出ます。
コンサルティングの特徴・目的
コンサルティングは、専門的な知識や視点からクライアントの課題をヒアリング・適切な「解決策」を提示し、課題解決に導くことが最大の目的です。
目的やプロジェクト単位で依頼することが多く、分野に応じて費用も大幅に変動します。
コンサルタントは、専門性に特化しており、課題解決のための「経験」や「知識」を多く持っていることが強みになります。コンサルの経験値や実力によって、解決策の質にも差が出てきます。
コーチングとコンサルの違いとは?
コーチング | コンサルティング | |
---|---|---|
目的 | 目標実現のために、本人がベストな解決策を出せるように本人の状態を整える | 目標実現のためにコンサルタントが解決策を提案するためにヒアリングをして整理する |
サポート期間例 | 目標を達成するまでの期間(3ヶ月〜数年)・単発も可能 | 単発、3ヶ月、1年など、課題内容によって期間が決められている |
デメリット | 成果が本人に左右されたり、期間が長期化することがある | 解決策の提示が目的なので、クライアントの心のケアなどは行わない |
コーチングとコンサルの料金の相場
大前提として、コーチングやコンサルティングの相場はピンキリです。
コーチングは安くて1時間あたり3,000円〜、実力や実績があるコーチの場合は、1時間10,000〜30,000円くらいが多いイメージです。それ以上の価格になる場合は、実績や成果物などの付加価値を調べてから依頼するのが良いでしょう。
コンサルティングは、1回あたり、もしくは月額制で10,000円〜100,000円以上とこちらも幅広く、コーチングに比べると少し高額な傾向があります。法人向けの集客コンサルや経営コンサルの場合は、プロジェクトごとに数十万円〜数千万円とかなり幅が広いです。
経営やビジネス系で実力のあるコーチやコンサルは、外部の取締役やマネージャーをひとり雇うような価格帯で、企業から依頼を受けることが多い傾向にあります。
まとめ
以上、この記事ではコーチングとコンサルティングの違いをご紹介しました。
最近では、コンサルティングがクライアントの心のケアなどコーチングの要素を取り入れて成果を出すところが増えてきていたり、反対にコーチが知識や解決策の提示など、ところどころにコンサル要素を取り入れるなど、必要な部分を補いながら、サービスを提供しています。
特徴や目的の違いを理解した上で、依頼するための参考になれば嬉しいです。