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「コーチング」は怪しい?こんなビジネスやセミナーは要注意!

最近「コーチングビジネス」や「コーチングセミナー」ってよく聞くけど、具体的に何をしてくれるのか分からなくて、なんか怪しい・・・

目的がわかりやすいコンサルやカウンセリングと違って、コーチングは抽象的でちょっと怪しいというイメージもありますよね。

この記事では、現役のビジネスコーチ・コンサルタントが実際に経験して感じた、コーチングが怪しいと思われる理由や、コーチングに関する怪しいセミナーやビジネスの見分け方などについてお話ししたいと思います。

もし、今コーチングやコンサルティングを受ける事を迷っている場合は【知らないと成果が出ない!?コンサルティング・コーチングを受ける時に大切な6つのこと】について紹介した記事もありますので、こちらも合わせて読んで見ることをオススメします。

「コーチング」が怪しいと思われやすい理由

コーチングって、そもそも何をするのか分からない。という方も多いと思います。
なので、分からない方にとっては怪しさも増す傾向があるのではないでしょうか。
分かりづらいことで招いてしまう誤解や、業界の傾向からくる課題などについてまとめていきます。

◎成果物が見えない、分かりにくい。

コーチングはクライアントの目標実現の為に、対話を通して行っていくものなので、目に見える成果物が残らない事も多くあります。

なので、まずはコーチングを受けることで自分自身にどんなメリットがあるのか、どんな目的でコーチングを受けたいと思っているのか。自分が望むことと実際に得られることをしっかりと明確にすることが大事です。

◎コーチの実力にバラつきがある。

コーチングは誰でも学べてすぐに日常で活用できる便利なツールという側面があります。そのため、コーチをしている人ごとに経験の差や実力の差があり、それが外見からは分かりにくい状況もあります。

プロモーションの上手なコーチは実力差を上手く見えないようにしてしまっている事もあるので、思ったよりも成果が出なくてクレームにつながることもあります。

でも、どのコーチも最初は経験が浅いところからのスタートになりますが、コーチングという手法自体がクライアントの可能性やパフォーマンスを引き出すことを目的としています。なので必ずしも経験の浅さが実力の無さとイコールではないこともあります。

コーチを見極める際には、コーチ自身が大事にしている考え方や、モニターや練習を積んできているのかなど、そのコーチの人となりをしっかりと調べることをお勧めします。

◎ビジネス目線でコーチングをしているコーチも多い。

独立するためにコーチングを学び、ビジネスとして取り組まれている方も増えています。
そしてコーチングのノウハウを営業のトークやコミュニケーションに活用して営業成績をあげようとする方がコーチングを学ぶ事も一定数います。

それは悪いことでは無いのですが、売上のために過剰な煽りや謳い文句が誤解を招いてしまう事。
強引に押し売り的になってしまう方がいるのことも否定できません。

それと、コーチによっては高額な商材やサービスを扱っている事もあるため、本当に大丈夫なの?という不安に感じてしまう方もいると思います。

不安になった場合は、そのコーチの実績やコーチと関わることで得られる価値について調べてみて、自分に合っているかどうかをチェックしてみましょう。

◎コンサルティングと誤解してしまう。

クライアントが、コーチにコンサルティングの様なイメージで依頼してしまう事もあります。両者とも、目標達成や課題解決について扱うため、受ける方がその違いを理解していない事も多いと感じます。

「コンサルティング」とは、クライアントに解決策を提示して、課題を解決することが目的に取り組みます。そのため、成果を出すために行動するのはクライアント自身に委ねられているので、行動をするかどうかはクライアントしだいという事になります。

「コーチング」の場合は基本的には解決策を提示することよりも、クライアントの本来の力を引き出し、成果に向かって実際に行動してもらう事に重きを置く傾向があります。

そのため、コンサルをイメージしていた方からするとコーチングは望んでいた内容と違うと物足りない印象を得る方もいると思います。同時に、行動に移すことに重きを置くコーチングはコンサルタントをつけても成果が出せなかった方が、コーチを付けた途端に成果が出る。という事も起こりえます。

そのため、最近の傾向としては、コーチ側もよりクライアントに成果を出してもらうために、コンサル的な要素を取り入れる傾向にあり、コンサル側もクライアントに行動して貰いやすくするためにコーチングの要素を取り入れるなど、両者ともに扱う領域や手法が重なっている部分が増えている傾向があります。そのため、より誤解を生みやすくなっているかもしれませんが、このことを踏まえて誰に依頼するべきか見極めるようにしましょう。

◎自己啓発や宗教の様な思想的な事だとの誤解。

本当の基本のコーチングとは、クライアントへの質問を通して、クライアント本人から答えを引き出す事です。なので、闇雲にコーチ側の考えや答えを渡したりはしない事が基本の姿です。

ですが、コーチングと銘打ちながら、考え方や思想を教えるものも実際にあるため、他の自己啓発セミナーとの違いがわからないと感じる方もいるのだと思います。

コンサルティングとの違いの部分でも触れましたが、コーチが考えを教える事が必ずしも悪い訳ではないので、そのセミナーやコーチの伝えたいメッセージが何なのかに注意をむけると良いと思います。

こんなコーチングのセミナーやビジネスは要注意!

では、どういうコーチングのセミナー又はビジネスに、注意が必要なのでしょうか?例を挙げながら、見ていきたいと思います。

過剰な謳い文句のセミナーには気をつけましょう

「数ヶ月で100万円稼げる!」など言うことは誰でもできますが、本当にそれが実績として出せているのか、お客様の声に信憑性があるかなどは、しっかりチェックしておきましょう。

コーチングの基本的なスタンスを大幅に超えて、高額商品を販売する

コーチングの基本的なスタンスは相手の強みを整理して引き出して、パフォーマンスを最大化するお手伝いなので、コーチングのスタンスの枠から大幅に超えているものは、気をつけた方がいいかもしれません。

例えば自己啓発色が強いコーチングや、ビジネス色が強いコーチングは、高額な教材を販売しているケースも少なくありません。教材販売自体は悪くないのですが、その中身を見極めてから購入を決めることが大切です。

スピリチュアルや自己啓発を交えたコーチングスクールに注意

それ自体はもちろん悪くありませんが、自分自身が何を学びたいのか、コーチングを学んでどうしたいのかという目的を明確にしてから受講しないと、お金の無駄になってしまうことも多々あります。

特にスピリチュアルや自己啓発など、成果や変化が目に見えづらいものほど、目的を明確にしてから受講するようにしましょう。

コーチングのおすすめ活用法

コーチングを効果的に活用して頂くために、様々なコーチがいますが、その人の実力と自分が求めている成果がちゃんと釣り合うかどうかを見極める事が重要だと思います。

そのポイントを以下にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

  1. 専門性がしっかりとしていて、その専門性を裏付ける経験や実力があるか見極める。
  2. クライアントさん自身が成長して自信を付けていける事を大事にしている方を選ぶ。
  3. まだ実績がなくても、モニターや実践の体験を積んでいるかを見極める。
  4. 価格に見合った対価を得られるサービスかどうかを見極める。
  5. お客さんの声や、実績をしっかりと確認する。
  6. まわりに実際にコーチングを受けた方や、受けている方から評判の良いコーチを紹介してもらう。

まとめ

以上、コーチングが怪しいと思われる理由や、コーチングに関する怪しいセミナーやビジネスの見分け方などについてご紹介しました。

コーチングはコミュニケーションスキルの1つなので、様々なノウハウと組み合わせやすい反面、コーチングの本質を知らずに、謳い文句に惹かれて、本来望んでいないものを購入してしまう可能性があります。それが結果として「コーチング怪しい」につながってしまうことが多いのです。

まずはコーチングがどんなものなのかを知った上で、自分に合ったサービスをを選ぶことで、トラブルなどに巻き込まれることもなくなるでしょう。